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今だからこそ「介護」に向き合おう

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団塊の世代が75歳を迎えるのが2025年。まさしく超高齢化社会となるニッポン。
待ったなしの状況となってきています。家族・仕事・地域・お金など様々な切り口で介護に
向き合うインタビュー特集をポータルサイト「Excite」の介護家族支援マッチング
サービスファミリーサポーターと一緒に7回に渡って実施していきます。

第五回

「家族の介護をする立場から、介護支援へ」

(株)ライフワン 代表 中村 秀次

(株)ライフワン  代表 中村秀次氏

(株)ライフワン  代表
ヘルパー2級・普通自動車2種免許。
親族介護の経験を活かし、2014年11月よりニコニコ介護タクシー事業をスタート。
得意分野は垣根の消毒、剪定、草取り、防草処理、お墓掃除、片付け、掃除など。

2007年の時点で65歳以上の高齢者が総人口の21.5%に達し、“超高齢者社会”となった日本。比例するように、家族の介護も増々身近な問題になりつつあります。介護というと、その大変さからどうしても、「負担」「ストレスの原因」などマイナスな面に多く注目が集まりがちです。しかし、中には自身の家族への介護経験を“一つのスキル”として捉え、その経験を仕事に活かしている方もいます。
今回は、家族を介護する立場から介護支援へ活躍の場所を自ら作り出した、ニコニコ介護タクシー・株式会社ライフワン代表の中村秀次さんにお話をお聞きします。

・介護経験は立派な“スキル”になる!

――ご家族への介護経験が“介護タクシー”を始められたそもそものきっかけだったのでしょうか。

始めたきっかけは、家族でみていた義理の母の在宅介護の経験です。当時私はフルタイムで働いていたので、直接的な介護というよりも自分が休みの日に病院へ義理の母と妻の送り迎えをしたり、洗濯や掃除、簡単な料理など家のことを手伝ったりと主に介護のサポートを担当していました。
そんな中、ある日私がどうしても仕事が抜けられず、妻が病院まで片道4~5キロの距離をタクシーの福祉車両を利用したのですが、料金が1万数千円とかなり高額でした。もちろん料金形態は各社差がありますが、それにしても気軽に利用できる料金ではなかった。その後自分で色々調べてみてはじめて、「格安で利用できる介護タクシーというものがあるんだ」とその存在を知ったんです。頻繁に病院や介護施設に通う高齢者にとっては、毎日の移動の足はなくてはならない存在です。でも、その重要な“足”があまり世間に浸透していなかったり、地域によって充実度に差があったり……。必要性を身を持って知ったからこそ、定年退職を機に介護タクシー業をはじめました。

・「体験者だから、かゆいところに手が届く」

――介護の中で、「もっとこうだったらいいな」「これは不便だな」というご自身の経験が、根本的な一つの軸になっているのですね。

そうですね。料金の問題もそうですが、細やかな気配りなど介護経験者だから発揮できる、活躍できる場があると思うんです。例えば私の場合は、介護タクシーの多くで加算される“基本介助料金(1000円程)”は無料です。また、車いすの貸し出しなども機器使用料として500円必要なところもありますが、車いすの乗降介助も含めお代は頂いていません。料金は通常のタクシー料金に、予約料として400円がプラスされます。介護されるご家族やご本人にとっても必要不可欠なサービスだからこそ、なるべく気軽に利用できる環境を作るのが目標です。

――介護タクシーと並行して、買い物やお掃除なども含め、“介護をする側の家族の支援”もされていると。

病院内の付き添いや、買い物などを依頼されることも多々あります。「介護タクシーで生活サポートも行っているところは珍しい」とよく言われますが、介護保険内のサービスでは足りなかったり、ご家族の“かゆいところにも手が届く”支援ができればという想いです。
ほかにも生活サポートとして、掃除や洗濯、庭木の剪定(せんてい)やお墓のお掃除も承っています。これは自分が介護のサポーターとして家でやっていたからこそできること。例え主介護者ではなくても、「介護に本当に必要なのはなんだろう」「介護する側のご家族の負担をどうしたら軽減できるだろう」などと様々な視点で考えられることが、介護経験者の強み(スキル)でもあると思います。

・“介護をする家族”を守る大切さ

――介護タクシーや生活サポートなど活動される中で、やりがいを感じる瞬間を教えて下さい。

いくら家族といえ、寝たきりの要介護の方を抱き起したり、車いすに乗せるだけでもコツが分からないとかなり重労働です。介護は自分でも気が付かないうちに心身ともに疲労が重くのしかかってくるので、あるご家庭では、疲労が蓄積して介護する側の家族が精神的に病んでしまい入院してしまうというケースもありました。そこで、介護する側が潰れてしまう前に、介護タクシーを含め是非サポートを利用してもらいたいですね。ほんの一瞬でも、支える側のご家族が「ほっ」と笑顔になる瞬間に立ち会えたり、「ありがとう」と言われると、ああ……やっていて良かったなあとしみじみ思います。
今後介護に関する市場はさらに拡大するでしょうし、同時に介護経験は強みとして重要なスキルにもなると思います。自分自身の経験が、支えるご家族の笑顔に繋がることを信じてこれからも活動を続けていきたいと思います。

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Exciteファミリーサポーターとは… 「Exciteファミリーサポーター」 は介護保険外での自費でのサービスが依頼できるとても心強い味方です。介護保険ではできないサービスや、相談など、様々な得意分野を持った人たちにお願いし、問題を解決することができます。 例えば… ● デイサービス終了と家に帰れる間の2時間だけ見守りをしてほしい ● 食事を一緒に食べてくれて話し相手になってもらいたい ● 仕事のスケジュールに合わせた介護をしたい などなど、あなたが必要な時に必要な時間だけサポートできる人がそろっています!

青山ゆずこ自画像
青山ゆずこ 1985年7月28日茨城県生まれ。「体験型」介護ジャーナリスト/フリーライター/漫画家

扶桑社・週刊SPA!をはじめ、女性向け月刊誌などで社会・時事問題、サブカルにアングラなど記者活動を行いつつ、漫画を執筆。
2011年2月から『夫婦揃って認知症』の祖父母と同居。
介護経験ゼロの素人ながらも“認知症”と“在宅介護”にガチンコで向き合う。
泣いて怒って笑い転げる、刺激的かつ怒涛の日々を、実体験W認知症介護マンガとしてウェブサイトで連載中!

『孫娘のガチンコ介護』介護のポータルサイト・オアシスナビ
介護日記をブログでも配信中。

「第6回 「私でもできる!」介護支援」
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