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日本初の日本画専門美術館として、開館した山種美術館は今年、開館50周年を迎えました。
その特別展として、12月10日(土)より2017年2月5日(日)まで開催される『日本画の教科書 京都編 -栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ-』をご紹介いたします。
シニアコム会員のみなさんに、招待券のプレゼントもご用意いたしました!
京都編で見られる作品は、京都画壇を代表する日本画家の作品です。 明治以降の近代京都画壇を語る上で欠かせない画家・竹内栖鳳をはじめ女性で初めて文化勲章を受章した上村松園、村上華岳、小野竹喬、福田平八郎、土田麦僊などの作品を一堂に展示しています。
竹内栖鳳の『斑猫』(重要文化財)は、美しい目の色が印象的な猫が生き生きと描かれている作品です。
さわったら毛の感触までも伝わってきそうなリアル感があります。旅先で見かけた猫を連れて帰って写生を繰り返し、完成させたものだそう。
また、平成26年に重要文化財に指定された村上華岳の『裸婦図』は、実在の女性をモデルにしているそうですが、そのまなざしやしぐさが仏像のようで、とても美しく崇高な作品です。 何時間でも見つめていたくなります。
人間永遠の憧憬の源であり理想の典型である「久遠の女性」を描く、とされています。
山種美術館は、貴重な絵画をとても近い距離で見られる美術館です。
ゆっくりと時間をかけて一つ一つの絵をじっくり見られるので、細かなところまで観賞することができます。お気に入りの絵がきっと見つかると思います。
内覧会にお邪魔した編集部・熊谷がとても気に入ってしまったのは小松均の『富士山』です。
堂々とした富士山が素晴らしく、パワフルで元気をもらいました!会期中に、是非もう一度見に行きたいと思っています。
1Fのcafe 椿では『【開館50周年記念特別展】山種コレクション名品選III 日本画の教科書 京都編 -栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ-』に合わせたオリジナル和菓子5点もご用意。青山の老舗菓匠「菊家」が展覧会出品作品をイメージして作ったものです。
内覧会で試食させていただきましたが、このためだけに山種美術館に来たくなるくらい味わい深い和菓子です。美術鑑賞のあとに、是非立ち寄ってみてください!
2月5日までの「京都編」に続き2月16日(木)からは同美術館で『日本画の教科書 東京編 -大観、春草から土牛、魁夷へ-』が開催されます。京都編、東京編を通して観賞すると近代日本美術史を語るうえで欠かせない名画を楽しめる企画となっています!
山種美術館学芸員が見どころをご紹介するギャラリートークも開催中。
詳しくはHPをご覧ください。
山種美術館 URL:http://www.yamatane-museum.jp/
展覧会名 | 【開館50周年記念特別展】山種コレクション名品選III 日本画の教科書 京都編 -栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ- |
会 期 | 2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日) |
会 場 | 山種美術館 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル 電話受付時間:8:00~22:00) |
開館時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休 館 日 | 月曜日(ただし、1/9は開館、1/10は休館、12/29~1/2は年末年始休館) |
入 場 料 | 一般1,200円(1,000円) 大・高生900円(800円) 中学生以下無料 |
※( )内は、前売りおよび20人以上の団体料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者1名は無料
※会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
※複数の割引の併用はできません。