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シニアコム.JP 特集

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう! 第9回 東京都北区「紙の博物館」

大人になってだいぶ経つけど、知っているようで知らないまだ訪れたことのない場所…

第9回目は、東京都北区王子にあります「紙の博物館」。和紙・洋紙を問わず、古今東西の紙に関する資料を幅広く収集・保存・展示する世界有数の紙の総合博物館です。紙の歴史をたどりながら、現在の紙のことが学べます。
土曜・日曜には、紙すき教室が開催されています。今回もシニアコム会員が見学リポート、紙すきも体験しました。
お土産プレゼントもありますので、最後までぜひお読みください!

今回の社会見学のリポーターはこの方です。

井上清志さん

(70歳 東京都在住)

地元に住みながら一度も入った事が無かった「紙の博物館」に興味のあり、大人の社会見学に申し込みました。

今回施設をご案内いただくのはこのお二人です。

紙の博物館学芸員

広報担当 山口紘加さん

伝統的な和紙、近代化を支えた洋紙、2つの視点から紙を展示する日本で唯一の専門博物館。
紙の新しいを発見できますよ!

紙の博物館で解説ボランティア

上床恒弘さん

紙の歴史、作り方、用途についてわかりやすく展示。大人から子供まで、楽しく学べます。来館をお待ちしております。

それでは早速、スタートです。

エントランス正面左手には、大きな和紙に書かれた「聖徳太子御影」の絵があります。聖徳太子が仏教を広めるために紙漉きを日本に広めた紙祖であるということで描かれてものだそうです。6畳もの超大判の手すき紙は、つなぎが無いものが使用されています。

おすすめポイント1 紙の原料・製造工程・製品・製造機械などを見学!

現在の製紙産業における紙の原料・製造工程・製造機械・紙の種類などが展示されています。古紙からパルプを作るしくみや、用途により使われる薬品の違いなどが学べました。意外なものが紙でできていることを知りとても驚きました。

和紙は、ミツマタやコウゾの木の皮の強い繊維だけを取り出して作るが、洋紙は、木の皮を捨てて内部だけを使って作っているそうです。日本では、製紙原料の60%以上が古紙で、計画的に行った植林の木材や、天然林のまがった木・建築廃材などが原料として利用されています。

木を磨り潰してパルプにする機械とその刃物が展示されています。刃物は丸い円盤の片面に放射状に溝状の刃を付けた物で、臼の様に2枚を向き合わせて回転させ磨り潰す装置です。刃物を加工する機械を10年以上前に設計していた経験からこの装置を見て懐かしく思いました。

紙みたいで紙でないもの、選挙の時に使われている投票用紙。Bや2Bの柔らかい鉛筆でのみ文字が書ける合成樹脂のフィルムのシートだそうです。原料に紙の填料のような粉末を混ぜたり、表面に塗料を塗ったりして、印刷や筆記ができるように作られています。紙よりも折り曲げに強く、水濡れに強いのが特徴です。

おすすめポイント2 最古の印刷物“陀羅尼”と日本の手漉和紙技術

現存する最古の貴重な印刷物から、和紙の歴史と各地の和紙の風合いを、実際に触って確かめられるコーナーがあります。紙でできている和服やジーンズ展示には驚きでした。できれば、こちらも、触ってみたいと思いました。

百万塔は塔身部と相輪部からできています。百万塔の内部には陀羅尼が収められいます。紙の博物館では、「自心印陀羅尼」と「根本陀羅尼」を収蔵。これらは、刊行年代の明らかな、現存する最古の印刷物の一つといわれています。

18世紀中頃、フランスのレオミュールがスズメバチが木をかじって粘液で固めて自分の巣を作るのを見て、木材からパルプができると思いついたそうです。木材パルプが実用化されたのは19世紀半ばになってから。蜂の巣を見てパルプを思いつくとはすごい!

ユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」として登録された各地の和紙を実際に触り比べることができます。産地によってずいぶん触感が違うなと感じました。「本美濃市紙」の手触りがティッシュペーパーみたいに柔らかかったです。

おすすめポイント3 三世代で楽しめる紙すき体験!

毎週土曜・日曜に「紙すき教室」が開催されます。牛乳パックから手すきはがき作りを体験します。紙の博物館ボランティアの方が手取り足取り丁寧に教えてくれる、紙のできるしくみがよくわかる、体験教室です。

好きなすかし模様を選び、すき枠の中に、紙の原料液を入れます。この原料は、牛乳パックを中性洗剤で煮て、両側のフィルムをはがし、さらに漂白剤でほぐれやすくしたものを、ミキサーで混ぜていました。

紙の中に入れる葉っぱや色紙を選びました。どれがいいか迷いますね(笑)この後、プレスして水を切って上枠を伸ばすと、紙ができてきた感じがしました。最後にアイロンをかけて乾かせば完成です。

手づくりはがきの完成です!
体験は10分程度。簡単なので、子どもから大人まで、参加でき、親子三世代で参加されても、楽しめると思います。外国の方も体験されていました。

まとめ

今回の紙の博物館の社会見学では、時間の制限も有って、細かいところまでは聞けなかった事もありましたが、紙について新しく知ったことも沢山あり、紙の博物館で解説ボランティアの上床さんのわかりやすい解説で楽しい時間が過ごせました。またこんな機会があれば是非出席したいです。

シニアコム読者のみなさんに、お土産プレゼント!!

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう!第9回「紙の博物館」にて、リポーターの井上さんにステキなお土産をチョイスしていただきました。
この記事を読んでくださった方の中から、抽選で3名さまに、「和紙セット」をプレゼントいたします。


応募期間4月14日(金)~4月27日(木)23:59

※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

※3種類の中から1つプレゼント致します(袋の色は選べません)。

応募は終了しました
プレゼントに応募するにはシニアコム会員(無料)が必要です。

大人が知る!大人が楽しむ!社会見学に行こう!第10回もお楽しみに!

紙の博物館

場   所 〒114-0002 東京都北区王子1-1-3
交   通 ●JR京浜東北線 王子駅南口より 徒歩5分
●東京メトロ南北線 西ヶ原駅より 徒歩7分
●都電荒川線 飛鳥山駅より 徒歩3分
●都バス(王40甲・王55・草64系統) 飛鳥山バス停より 徒歩4分
●北区コミュニティバス 飛鳥山公園バス停より 徒歩2分
※専用駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
開 館 時 間 10:00~17:00(入館16:30まで)
休 館 日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始
入 館 料 大人 300円(240円)/小中高生 100円(80円)
( )内は20名以上の団体料金
公式サイト http://www.papermuseum.jp/
問 合 せ 先 03-3916-2320
イベント情報 <企画展> 『紙布~桜井貞子作品展~』
開催期間:2017年03月18日(土)~2017年06月04日(日)
※会期中展示替えがあります。
<展示概要>
細く切った和紙をより、紙糸にして織った布である「紙布(しふ)」。
軽くて肌触りがよく、丈夫で洗濯することもできます。本展では桜井氏の紙布制作40年と米寿を迎えることを記念し、氏の代表作と新作を展示いたします。また、桜井氏の創作活動を支えてこられた、菊池正氣氏(西ノ内和紙)、梶山和世氏、山崎協子氏、妹尾直子氏の作品もご紹介いたします。 桜井氏によって紡ぎだされる繊細で美しい紙布の世界をご堪能ください。
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