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第57回は『BMWのホイールに焼きついたブレーキダストをサンポールで洗浄』をご紹介します。
最後までお読みください!

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BMWのホイールに焼きついたブレーキダストをサンポールで洗浄

欧州車。とくにドイツ車のホイールはブレーキダストで汚れやすい。
「洗ってもアルミホイールの汚れが落ちないのだが・・・」と友人が愛車のBMWを持ち込んできた。見れば真っ黒に汚れている。
洗ってもすぐ汚れるので、面倒になって放っておいたら汚れがホイールに焼付いてしまったという。
確かにBMWやメルセデスベンツといったドイツ車はホイールが汚れやすい。これはあのアウトバーンに関係がある。ドイツのアウトバーンは速度無制限の区間があって、200km/h以上の走行も少なくない。その対策もあってかドイツ車のブレーキは極めて強力にできている。日本車のブレーキパッドはアラミド繊維を基材とした比較的ダストが少ないものが用いられているが、これらドイツ車のブレーキパッドにはスチール繊維が含まれており、摩擦係数を高めている。それだけパッドの消費量も増え、ダストが多く発生することになる。
つまりブレーキは強力だが、少し油断するとホイールがとんでもなく汚れてしまうことになるのがドイツ車というわけだ。


1.まず、洗剤で油分などの汚れを洗い落とす。
さっそくホイール洗浄にとりかかる。
中性洗剤でもいいが、油分が固着している場合はアルカリ系洗剤が有効(マジックリンとか重曹など)。
スポンジやブラシを使用して汚れを落としたのだが、ブレーキダストがかなりホイールに焼き付いている。爪で擦ったぐらいでは取れないほど硬く固着している。
ここで、市販のホイールクリーナー(チオグリコール酸アンモニウム系)を噴霧してみるが反応しない。ある程度の鉄粉であれば紫色にダストが溶解するのだが、まったく反応しない。



まず、この頑固に焼き付いたダストを除去する作業が必要となる。


2.酸性クリーナー。つまりサンポールの出番。
鉄粉や鉄錆,カルシウムなど無機物の除去には酸性クリーナーが有効となる。身近なところではサンポールがあるが、サンストライク(エバーグレース)のような専用品もあるので、「サンポールじゃ少し乱暴だろう」という方はこれをお勧めする。 いずれを使用してもかなり強い酸なので、扱い方には気を付けること。

1.下洗いした洗剤は大量の流水で残留しないようにすること。
2.ゴム手袋などを必ず使用すること。
3.液を直接振りかけるのは厳禁。筆に垂らしてダスト部分に塗るようにすること。
4.無垢のアルミ素材ホイールやメッキホイールは避けること。
5.目立たない部分に少し塗って変色等の様子を見ること。
6.必ず自己責任で行ってください。責任は負いかねます。

まず洗剤を洗い落としたホイールにサンポールを筆で塗っていく。
これは余計なところに付着させず、しかも細かい部分にも塗ることができるため。



15秒ほどでダストが融けてくる。



歯ブラシでこすると焼き付いたダストが取れ始める。これを何度か繰り返すとあれだけ焼固着していたダストがほぼとれた。




焼き付いたダストが除去できたら、とにかく大量の流水で流すのが大切。ホイールの裏側にも流れ込んでいるかもしれないので、しつこく水で流す。できれば水で流した後、重曹水をスプレーして中和させ、また水で流しておくといい。
ホイールの地肌を痛めてはいないようだ。かなりきれいになっている。サンポールで洗浄していない部分(上の写真スポーク上側)と比べると一目瞭然である。
しかしまだ鉄粉の細かい粒々が残っている。


3.ホイールクリーナー(鉄粉除去剤=チオグリコール酸アンモニウム系)で仕上げ。



ホイールクリーナー(チオグリコール酸アンモニウム)で微妙に残ったホイールの粒々(ホイールに刺さった鉄粉)を除去する。 ホイールにクリーナーを噴霧する。



15秒ほどすると、鉄粉が紫色になって溶け出す。焼き付いたかさぶたみたいなものが取れたせいか、今度はホイールクリーナーが気持ちよく反応した。

紫に変色したホイールクリーナーを洗い落とすと、ツルツルした面が現れた。とりあえず焼き付いたダストの除去に成功した。
ポイントは酸性クリーナー(今回はサンポール)の使用であった。友人も洗剤で洗った後の焼き付いたダストが除去できずあきらめていたらしい。
ただしサンポールの使用は、あくまでも個人の経験上のことであり、専門家や研究機関が立証実験したわけではないので、何度も言うが、試す場合は自己責任でお願いしたい。
と同時に使用に関しての注意は必ず守ってもらいたい。

いずれにしてもドイツ車のホイールはこまめに掃除するに限る。

この記事の執筆者

影法師
クルマが好きなおっさんです。

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