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第73回は『クルマのボディーケア 1.洗車編』をご紹介します。
最後までお読みください!

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クルマのボディーケア 1.洗車編

洗うたびにクルマは傷つく
クルマのボディーが最も美しいのは、塗装したばかりの状態である。“新車の輝き”とよく言うが、新車は塗装面に傷がないから輝いているわけだ。
これが走行し、砂埃やブレーキダストなどを浴び、汚れ、洗車し、ワックス掛けをするとどんどんと塗装面が傷つくのである。
洗車のときスポンジでこすれば当然細かい傷がつくし、スポンジとボディーの間に砂などが残っていればサンドペーパーをかけるようなものだ。ワックスやポリマーもスポンジとかウエスを使うのでこれも傷は避けられない。
そうは言っても、クルマは洗わなければどんどん汚れるし塗装面に悪い。
要はなるべく傷がつかない洗車を心がけるしかないのだ。
ではどんな洗車をすればよいのだろうか。

洗車日和
屋外で洗車をする場合は、
1.カンカン照りの直射日光の下は避けること。
2.風の強い日は避けること。
カンカン照りの直射日光の下では、拭きあげる前にボディーが乾いてしまいシミをつくってしまうことがある。また風の日は埃が舞いやすく、拭きあげる前のボディーに付着し、これを拭きあげるとサンドペーパーをかけた状態になってしまう。
風のない曇った涼しい日が最適だ。

まずは足回りから

タイヤとホイールから洗い始める。ボディーとは別のスポンジやブラシを使うこと。
実はブレーキダストや油分で汚れがひどく、スポーク形状が複雑で、最も面倒なのがこの部分だ。
しかしこまめに掃除しないとダストが焼き付いて取れなくなってしまう。
市販のホイールクリーナーもあるが、やはり面倒がらずに洗うのが一番だろう。
タイヤやホイールを十分の水で泥などを洗い落とし、ついでにタイヤハウスの内側がよごれていたらブラシなどで洗う。
かなりの汚れがボディーに飛び散るので、最初に足回りを洗っておくのである。
水洗いの後はシャンプーで洗い、洗剤が残らないようにしっかり水で流すこと。

ボディーの下洗いは流水をたっぷりと
手洗いの場合、ホースの水をたっぷり使いながら洗車するのがよい。まずは全体の埃等の汚れを洗い流す。
順番は、ルーフから窓ガラス、ボンネット、ボディー、下回りというように上から下に流していく。
基本的にはホースからの流水をそのまま流すとよい。シャワーにするより流量が多く、洗車箇所をしぼって集中できるからだ。シャワーの場合は広範に水がかかるので洗った気になるが、洗い残しが出やすい。
時々見かける洗車解説では、高圧洗浄機を使うというのがあるが、あれはあまりお勧めしたくない。理由はクルマの奥まで水が入り込んでしまうのと、高圧な水が塗装面にダメージを与えないはずがないからだ。
最近は、道路がほとんど舗装されているため、クルマがドロドロに汚れることはあまりなくなったが、雨の日の高速道路走行や青空駐車の場合は土埃、黄砂などをかぶった後に雨でも降られたら悲惨な状態になる。鳥の糞も同じ。

これらは結構頑固な汚れで、ホースからの流水ぐらいでは流せない。
究極の下洗い。掌洗車。
これはある英国車に乗っていた時に、おなじ車種を所有していた友人から伝授したのであるが、英国車は塗装がすこぶるやわらかいのだそうだ。軽く爪でこすっただけでも傷がつく。そこでスポンジなどを使わずに、下洗いは掌(てのひら)で行なうのである。

ウエスやスポンジを使うと加減がわからず、ついつい砂や何かを巻き込んだままボディーを傷つけてしまうことになりかねない。それに対し掌は実に敏感で、ちょっとしたざらざらも感じ取ることができ力の加減がしやすいのだ。
もちろんクルマ全体を掌で洗うのではなく、ボディーの汚れが気になる部分を掌で洗うわけである。
どうしても掌が嫌だったら、柔らかいウエスに流水をかけながらやさしく洗うのもありだろう。

「さっと水で汚れを落としたら、シャンプーで泡立てたスポンジで洗車する」とよく書かれている。こうすると泡が砂などでボディーを傷つけるのを防いでくれるというが、シャンプーはボディーに付着した油分を取るのが基本だと思ったほうがよい。
いくらシャンプーの泡が守るといっても砂や泥でざらざらのボディーをスポンジでごしごし洗うのはいかがなものか。

シャンプーとスポンジの出番。
砂や埃といったものを洗い流した後にスポンジとシャンプーで油分を洗い流す。
シャンプーはあらかじめバケツなどに入れて、若干の水を足しスポンジで泡立てておく。
泡立てたスポンジでボディーを軽く縦横に洗っていく。ゴシゴシ、グルグルはダメ。直線が基本である。

やはりルーフから下にかけての順で洗い、洗うそばから流水で流していくこと。シャンプーを残さず乾かさないようにしなければいけないので、ドア1枚をシャンプーしたらすぐ流水で流すぐらいがいい。
ちなみにシャンプーはカーシャンプーがいい。家庭用洗剤は強すぎ、洗い流すのが結構大変で、流しきれずに残り、ボディーの変色を招きかねない。
いくらシャンプーの泡が守るといっても砂や泥でざらざらのボディーをスポンジでごしごし洗うのはいかがなものか。

拭きあげは、セーム皮や合成セーム皮。
雑巾で拭くなど言語道断である。カー用品店やホームセンターには必ず拭きあげ用の合成セーム革が置かれているので、持ってない方はぜひ1つ用意してほしい。
吸水性が良く、柔らかいのでボディにやさしくできている。

これもルーフから下に向かって拭いていく。
ドアやトランクの合わせ部などは水滴が残りやすいのでこまめに拭きあげる。
細かい部分に入り込んだ水滴は、セーム皮の角をあてて吸い上げる(毛管現象を利用)などちょっとした工夫がいるがこまめにやりたい。
エアタンクなどをお持ちの場合は、エアガンで水滴を吹き飛ばすのが一番だ。

裏技
以上の話は、駐車場に水道設備がある前提だが、そうでない場合は洗車場などを利用することになるだろう。
コイン洗車場などは混んでいたりして少々面倒でもある。
大掛かりな洗車とポリマーもしくはワックス処理を1ヵ月に1回やるとして、間にちょっとクルマをきれいにして出かけたいときがあるのではないだろうか。
こんなときの裏技がある。
用意するものは18Lのポリタンクとバケツとジョウロ。そう、植物に水をやるジョウロ。
やり方は、ポリタンクに水を入れ、それをジョウロに移してルーフから順にシャワーしていく。シャワーしながら掌やウエスで汚れを洗い流すのだ。
もちろんドロドロに汚れたクルマは無理だが、ちょっとした汚れは洗い流せる。目安はプリウスクラスで18L一杯ぐらいの水量だろうか。
もちろんシャンプーはかけない。水洗いのみであるが、これだけでも意外ときれいになる。
昔、マンション住まいで青空駐車場。おまけにクルマは汚れが目立つソリッドの赤だったことがあり、この方法は大いに役に立った。

洗車の後は、ポリマーもしくはワックス掛けである。これは次回。

この記事の執筆者

影法師
クルマが好きなおっさんです。

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