「千總」は、初代千切屋与三右衛門が上杉謙信と武田信玄が相対した川中島の合戦の年(一五五五)に、法衣商を室町三条で創業したことにより始まりました。遠祖が宮大工として奈良の春日大社に「千切台」を納めていた故事に因み、「千切台」を商標とし、橘を家紋となし、屋号を「千切屋」としました。
法衣装束を主とする織物業で、時は友禅染の創始より百年ほど前に当たります。以来、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成と激変する時代に伝統と歴史を築き上げて、現在の「千總」へと発展して参りました。
1555年創業、京友禅の老舗・千總(ちそう)。
その美術染織品はパリ万博をはじめとする各国の博覧会で数々の賞を獲得。
着物においても皇室や宮家からのご用命も賜ってきた歴史を持ち、いまも変わらず、晴れの日を彩る“幸せのブランド”としてものづくりを行っています。
千總のストールやアクセサリーも、その長い歴史の中で収集された江戸時代の小袖や法衣装束をはじめ、およそ2万点という膨大な美術品や資料の数々から着想を得て、職人技を大切にしながらつくられています。
絹の花
1555年創業、京友禅の老舗・千總のストール。千總ブランドの定番人気商品「オーバル・シルクシフォンストール」と同じシルク生地を使用した、可愛らしくコンパクトな逸品。中にゴムを通し、生地全体に立体感を持たせている為、簡単にボリュームと動きのあるスタイリングが完成します。一巻きすれば、まるで首元にシルクの花が咲いたような華やかさ。動きのある中にも、デザインの繊細な描写によって上品でやわらかい雰囲気に仕上がっております。
日本の美意識によって発展し、ヨーロッパにも影響を与えた琳派。琳派のデザインした牡丹の花が、ストールの曲線に沿って花開いているようです。立体感のあるカラーリングで、力強くも優しい美しさが伝わってきます。
素材:シルク 100%
サイズ:約12×100cm
(手作業によるものづくりの為、若干の個体差があります)
カラー:うすもも
平安時代、和歌を楽しむために生まれた料紙のつぎ紙模様をモチーフにしたこちらのストール。和歌を愛した藤原道長から模様の名前が取られています。金箔やつぎ紙模様独特の風合いを手捺染で染め上げました。
素材:シルク 100%
サイズ:約12×100cm
(手作業によるものづくりの為、若干の個体差があります)
カラー:くろ