新規登録

シニアコム

新規登録

シニアの骨粗しょう症が多いのはどうして?どんなケアをしたらいい?

骨粗しょう症は骨の密度が減ることで、骨折しやすくなる病気です。 年齢を重ねるとどうしても骨は弱くなりますが、骨粗しょう症の患者さんでは老化だけでは説明できないほどのペースで骨がもろくなってしまいます。 日本骨代謝学会の基準を参考に、一般住民での40歳以上の骨粗しょう症の患者さんの割合を調べたところ次のような結果が報告されました。

骨の部位別 骨粗しょう症の有病率
­腰椎
(腰の骨)
大腿骨頚部
(太ももの骨の足の付け根側)
男性 3.4% 12.4%
女性 19.2% 26.5%

この表からもわかるように、骨粗しょう症は男性に比べて女性の患者さんの方が多い疾患です。 女性の患者さんの方が多い理由の1つが、女性ホルモンによる影響です。 今回は、女性ホルモンと骨粗しょう症の関係と、骨粗しょう症の予防を中心にお話しします。

女性ホルモンが減ると骨粗しょう症になりやすい

私たちの体の骨は、いつも変わらないようなイメージがありますが、私たちの知らないうちに古い骨が破壊され、新しい骨が作られるという作業を常に繰り返しています。 若い時には骨を壊す作業と作る作業のバランスがとれているため骨の密度は保たれますが、年齢を重ねるとこのバランスが崩れ、破壊の割合の方が多くなってしまいます。 特に女性ではこのバランスが崩れやすいのですが、その理由の1つが女性ホルモンの影響です。 女性の体内には女性ホルモンが多く分泌されていることは知っていますよね。 女性ホルモンとは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類のことを指します。 これらのホルモンの作用によって女性の体は妊娠の準備をしたり月経が起きたりするのですが、実は女性ホルモンのうちエストロゲンは骨や肝臓などにも作用しているのです。 エストロゲンが骨に作用すると、骨の密度を保つのをサポートする役割をします。 そのため、エストロゲンが体内に十分にあると、骨は丈夫な状態をキープできるのですが、年齢を重ねて女性ホルモンが減少すると、骨はエストロゲンによるサポートを受けられなくなってしまいます。 その結果、骨がスカスカな状態になってしまい、骨粗しょう症につながるのです。 腰椎(腰の骨)の骨密度は、20~44歳で100%とすると、45~49歳で約98%、50~54歳で90~92%、55~59歳で82~83%と急激に減少していくことが報告されています。

骨粗しょう症になると将来どうなる?

骨粗しょう症になると骨がもろくなり、骨折しやすくなります。 どんな人でも骨折をすると痛みを感じたり、骨の変形が起こったりして日常生活が困難になるなどの不都合が起こりますが、骨粗しょう症では骨が折れやすい状態になっているので、より日常生活での不便が起こりやすいです。 年齢を重ねてからの骨折は寝たきりや要介護の原因になったり、骨折によって背骨が曲がることで消化器や呼吸器にもトラブルが生じたりすることもあります。 また、骨粗しょう症は長期的には死亡リスクを上昇させることもわかっています。

骨粗しょう症にならないためにはどうしたらいい?

骨粗しょう症にならないためには、骨密度を高い状態に保つことが大切です。 日々の生活を改善させることで骨粗しょう症の予防につながります。 具体的に、どのようなことに注意すればいいのか見ていきましょう。

やせすぎや太りすぎに注意する

体重が減少すればするほど骨折するリスクは高まることがわかっています。 近年はダイエットブームとなっていますが、過度のダイエットは骨のためにはよくありません。 とはいえ、太りすぎると今度は背骨に負担がかかり骨折につながるため、太りすぎもよくありません。 ですから骨粗しょう症を予防するためには適正体重の維持を心がけましょう。 適正体重は、BMIという指標で分かります。 次の数式を計算して、BMIが18.5~24.9の間であれば適正体重です。 BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m) 身長はメートル(m)で計算する必要があるので注意してくださいね。 18.5未満だった人は筋肉を増やすなどして、これ以上体重が減らないよう心がけましょう。 25以上であれば、有酸素運動などで脂肪を燃焼させ、少し体重を落とすといいですね。

食事のケア

骨にかかせない栄養素と言えばカルシウムというイメージですが、実はカルシウムだけでは骨を作ることはできません。 まずはさまざまな食品をバランスよく摂取することが大切です。 最近はサプリメントで手軽に栄養がとれるようになりましたが、サプリメントによる栄養の取りすぎによって副作用も報告されています。 ですから、サプリメントを利用する場合は用法用量を守るようにしましょう。 これらに注意したうえで、骨を作るのを助けるカルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識して摂取すると効果的です。

カルシウム

牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆、大豆製品に多く含まれます。 これらの食品を毎日意識して食べるようにしましょう。

ビタミンD

ビタミンD 魚類やきのこに多く含まれます。 一方、ビタミンDは私たちの体内で唯一合成できるビタミンで、1日15分程度紫外線を浴びると体内で生成されます。 紫外線の浴びすぎは皮膚トラブルにつながることもありますが、適度に紫外線を浴びることも骨にとっては大切です。

ビタミンK

ビタミンKはあまりメジャーな栄養素ではありませんが、骨のためには欠かせない栄養素です。 納豆や緑黄色野菜に多く含まれています。

適度な運動

運動をすると骨密度の維持や上昇が期待できます。 それだけでなく、筋肉が支えとなることで骨折を予防したり、転倒を防いで骨折しないようにしたりする効果もあります。 運動の内容は、有酸素運動・無酸素運動どちらも取り入れるといいでしょう。 有酸素運動は、ウォーキングに代表されるような、まとまった時間続けることができる運動のことです。 少し息が弾むくらいのペースで毎日30分程度取り入れるといいでしょう。 一方、無酸素運動はいわゆる筋力トレーニングです。 少しきついと感じるくらいの負荷で、週に2~3回行うのがおすすめです

禁煙する

喫煙は骨折のリスクを上昇させます。 年齢を重ねれば重ねるほど喫煙者の骨折リスクは高くなるので、現在喫煙中の方は禁煙をしましょう。

お酒はほどほどに

1日のエタノール量が24g以上の人では骨折のリスクが高まります。 エタノール量20gの目安を紹介しますので、1日の飲酒量がこれを超えないようにし、休肝日を意識して設定しましょう。

  • ビール中瓶1本(500ml)
  • 日本酒1合(180ml)
  • 焼酎0.6合(110ml)
  • ウイスキーダブル1杯(60ml)
  • ワイン1/4本(180ml)
  • アルコール度数5度の缶チューハイ1.5缶(520ml)

まとめ

骨粗しょう症は女性が特に発症しやすい疾患です。 女性ホルモンが減少する閉経以降急激に進行し、骨折により日常生活が不便になったり寝たきりになったりする可能性があります。 骨粗しょう症は日々の生活を意識することで予防につながります。 健康を維持してこそ、趣味や遊びを楽しむことができますから、毎日少しずつ生活改善をしてみてくださいね。

参考文献
メディックメディア 病気が見える9 婦人科・乳腺外科
http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf/a>
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/op/osteoporosis_guideline_Q&A.pdf

  • アンケートに回答して
    1ポイントゲットしよう!

    Q.

    消費税増税に伴い、メインとする支払い方法は何ですか?

    集計期間:2019/10/02〜2019/10/31

    現金

    31%

    電子マネー

    17%

    スマホ決済

    6%

    クレジットカード

    46%

    合計投票数:818票

  • \ お得な情報を配信中! /