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ルル
大阪府 /  女性
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ルル

ご訪問下さいまして ありがとうございます (*^_^*) この繋がりを 後半人生の大切な宝にしたいと思います ★『なにわ夢便り』(大阪の歴史・名所旧跡のご案内ブログ)  ライフワークのつもりで随時更新しています

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2014.05.07 03:31

命を絞り出す

まず最初にお断りで申し訳ございませんが・・・未熟故に悩みや迷いが出て…心身不調に加え各種ボランティアが超多忙の為、シニアコムを開ける間も無く皆様のブログも拝見できずに失礼しております。そんな訳で今回はコメントも受け付けない設定にさせて頂きましたm(__)m

国立文楽劇場の4月公演は
「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」でした。

ご存知のように、菅原道真(菅丞相)の配流を軸に、彼の為に働いた三つ子(梅王丸、松王丸、桜丸)とその家族の悲劇で、延享2年(1746年)大坂竹本座で初演しました。
「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」と共に三大名作の一つです(三作とも竹本座の座付き作家で座元でもある竹田出雲とその傘下の作。墓所は大阪生玉寺町)。

    ロビーの「今月の芝居絵」額(長谷川貞信・筆)

今回は竹本住大夫さん(89歳)の引退公演と言う事で、朝10時半から21時前まで、1日掛かりで1つの作品を全段続けて上演する何十年振りかの通し狂言でした。

三段目の「桜丸切腹の段」になると、満席の会場からひときわ大きな拍手と大向こうが掛かり、その後はすぐに水を打ったようにシーンとなります。誰もが、住大夫さんの最後の語りを一瞬も逃さず耳に残そうとしている事が手に取るように分かります。その中に響く住大夫さんの声。


深い解釈で演じ分ける言葉の1つ1つから89歳の命の滴がほとばしり…聴いているだけで胸の動悸が高まり涙がこぼれます。人形役割も、桜丸に吉田蓑助さん、女房八重に文雀さんの人間国宝コンビ。指先にまで神経が通う所作の1つ1つに感情がほとばしります。三味線・野澤錦糸さん。正に、語り・人形・三味線の三位一体の極上技!

最後のさわり、「生きての忠義死したる義臣。ひと樹は枯れし無常の桜。残る二樹は松王、梅王…(中略)…佐太の社の旧跡も、神の恵みと知られける~」が終わっても会場はシーンとしたまま。暫くの間があって…ハッと我に返った観客達の万雷の拍手!感動と感謝の渦!

    連日満員御礼が出た文楽劇場

住大夫さんは大阪生まれで六世竹本住大夫の実子。大阪専門学校(現・近畿大学)卒業後二代目古靭大夫に入門。1946年四ツ橋文楽座にて「勧進帳」で初舞台を踏み文楽一筋に歩まれて来たお人です。紫綬褒章、フランスの芸術文化勲章・コマンドゥール、重要無形文化財の人間国宝など30個の受賞をされていますが、根っからの大阪人ゆえ賞や名誉には関心が無く、頂点に立った今も尚、芸の精進と継承しか頭にないお人です。

文楽劇場での公演は終えましたが、5月に東京公演がございます。お時間が許せるお方は是非に~と取り急ぎアップさせて頂きました。

・5月10日~26日、国立劇場で下記の通りです。
東京公演は通し狂言でなく部分上演で、関東のお人好みの演目も入れた分かり易いバラエティです(個人的に好きなのは女殺油地獄、大阪らしい世話物で世間知らずの放蕩息子の話ですが、壮絶な結末が待っています)。

<第一部>
・増補忠臣蔵(ぞうほちゅうしんぐら)
    本蔵下屋敷の段
・恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)
    沓掛村の段、坂の下の段
    ≪この演目が住大夫さんの引退公演の分です≫
・卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
    平太郎住家より木遣り音頭の段

<第二部>
・女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)
    徳庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段
・鳴響安宅新関(なりひびくあたかのしんせき) 
    勧進帳の段

日記カテゴリ 雑感
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