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錯太郎
福岡県 /  男性
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竹、竹、竹が生え。

光る地面に竹が生え。

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2019.09.14 19:03

変わり者の生き方

目下、荒井魏「良寛の四季」(岩波現代文庫)を読んでる。
その中に、こうある。

 阿部家七代当主の定珍は、良寛さんより二一歳年下の歌の友。
 ・・・(中略)・・・
 阿部家一四代当主の修一郎さん(当時)に
 良寛さんのイメージを聞くと、
 「乞食坊主といった見方をする人も、当時はいたのでは。
  一人で山暮らし。変わり者とは思われていたでしょう」と言う。
 地元では、髭がぼうぼうに生えていたとか、
 風上から良寛さんが来ると、風呂に入っていないため臭かった
 などという伝承が今も残っている。

まあ、歴史上に名高い良寛禅師も、決して聖人君子ではなく、
ナマミの人間であるからして、人間臭い面も当然あったであろう。

しかし、何故、自分が良寛禅師の生き方に魅かれたのか。
それは、良寛禅師に、自己像を投影できたからだ。
即ち、世に合わない「変わり者」という面で、大いに学ぶところがある。

大学卒業後、東京の会社に就職して、アパートに一人暮らしして、
初任給でテレビを買ったが、殆ど見なかった。
何故なら、世間的な、俗的なものに興味がなかったから。
折しも「東京ラブストーリー」というTVドラマが大ヒットしていたが、
同じ東京に住み、同じサラリーマンなのに、自分は一回も見たことない。
そんな世界は、自分には全く無縁の世界にしか見えなかった。
何の学ぶところも無い。
それで、余暇は、近所の図書館で借りた本ばかり読んでた。
漫画家では「つげ義春」、詩人では「萩原朔太郎」などの、
「社会不適応系」の人ばかりを好んだ。
それで、もともと社会不適応の人間が、どうやったら、
社会の片隅で細々と生きてゆけるか、ばかりを考えていた。

会社という、人の集まるところに居ると、息苦しくなった。
東京でサラリーマンをやりながらも、
どうやったら一人で生きてゆけるかばかりを考えていた。
雑誌広告で見た、手紙の宛名書きの内職もやってみた。
入会金一万円を払い、必死に宛名書きして郵送したが、
見返りは、一円も無かった。
継続するためには、更にカネが要求された。
それで、諦めた。
また、近所にパチンコ屋があり、
その周囲にパチンコ玉が散乱しているので、
それを拾って、換金して、生計を立てようかとも思った。
実際、拾いに行ったりした。
しかし、精一杯拾っても、一日につき、千円ほどにしかならず、
一か月で三万円、家賃二万円払ったら、月一万円で生活できるか?
と考えたら、それも無理だと分かった。
後には、出家することばかり考えていた。
しかし、「Bing」や「DUDA」でいくら捜しても、
「僧侶募集」という求人広告は皆無であった。
もう、絶望するしかなかった。

それから、福岡へ戻り、いろいろあって、
今は一人暮らしで、誰とも会わぬ生活をしていっている。
一種のドリーム・カムズ・トゥルーであり、
もはや、夢を実現してしまったのかもしれない。
それで、昼酒して、昼寝できるし、
誰からも生き方を干渉されることは無い。
それは、自分にとっての理想の姿である。
しかし、一方で、ナマミの人間としては、
依然として、この世は生きづらいのであった。
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