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湘南ジョガー
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海と風の湘南から
晴れたら走り、雨には読書

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- 2019.12.03 21:54
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昨今の政治の世界は、失望をすることばかりの軽薄な言動が横行しています。
何故このような人物が政治家であり、国のトップであり続けるのか。
日本の政治を根本から見直す必要がありそうです。
こんな時、大変興味深い本に出会いました。
「女性のいない民主主義」 前田健太郎著 岩波新書
現実の社会は、特に政治の世界は、男性主体、男性優位の実態となっています。
従って、政策や、国会議論は男性から提起されるテーマばかり。
女性の視点があるテーマ・議論などは、ほとんどありません。
これは世界的にも歴史的にも同じ、と著者は言います。
それに気付いた各国は、長い辛抱強い「女性の闘い」を支援、制度化しています。(この展開が、子細に統計的に語られており、大変啓蒙されます)
その主要な一つが、女性議員の、また女性候補者の「クオータ制」です。
私はこんな制度を聞いたとき、選挙に女性優遇をするなんてフェアではない、と思っていましたが、この本で全くそれは間違いであると知らされました。
そう思うのは、全く男性優位の世界にどっぷりと浸かっている所以と諭されました。
「女性議員、候補者のクオータ制度」はいまや、世界で広く採用されている制度です。(各国とも男性優位の格差解消の同じ理由から)
日本では昨年春に「政治分野における男女共同参画の推進」という法律ができ、昨年の参議院選挙のとき、この制度が初めて適用されあことは記憶に新しいでしょう。
まだその主旨には不十分な実際ではありますが。
そのために、まず政党の候補者を男女同比率にする政党の努力が要ります。
政治の誠実さ、透明性を獲得するには、女性候補者、ひいては女性議員を増やすことから始めることがいいと改めて考えました。
最後に著者は言います。
「自分とは違う角度から世界を捉えると、・・これまでは見えてこなかった男女の不平等が浮き彫りになる。今まで、民主的に見えていた日本の政治が、あまり民主的に見えなくなる。・・・その(視点との)出逢いは驚きの連続であった。」
私も同感でした。
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日記カテゴリ
徒然に
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コメント数(9)
この本はコ難しい本に思えますが、女性の視点がやはり違うことがよく分かります。
政治、選挙、政府広報など具体的な定義文が、女性の視点で見るとその存在が全く意識されていない事例がでてきます。
これは、ホントなんでもない文ですが、指摘されると、いかに男の立場から書かれていると分かるモノです。
女らしさとは、というジェンダーの規範が如何に普通に染みこんでいるか分かりました。
女性がもっと活躍できる世界は沢山ありますよ。
野党も力不足ですが、それより与党でも女性議員を増やすことが急務に感じます。
裁判官って女性が多いですね。
つまりは世相を現しているので、現実なんだろうとおもいます。
日本が遅れているのは男女共に意識の問題だけでなく
やはり働ける環境が整ってないから。
政治を国会中継をみていますが、
がっかりするような答弁ばかり。
野党がうまく機能していません。
女性議員が25%を越えると、俄然議会が変わるそうです。
欧州の先進実験のスエーデンの例です。
スエーデンは今や女性議員は、40%超。フランスも40%に。
お隣の韓国でも20%近く。
日本は、今10%未満。
女性中心の、できれば女性の首相もいいのではありませんか。
それくらいの事をしないと、長老・二世(ぼッチャン)の支配する日本の政治は変わりません。
政治家の2世は、小さいときからチヤホヤされ育ってきています。
我が儘放題で、後始末は周囲の人がやってくれます。
公私の区別など学ぶ機会もないのでしょう。
日本を担う覚悟も気概もないのでしょう。
日本を建て直す。急げば回れ。
選挙だけのその場凌ぎではなく、地域から、見識のある政治家を選出しましょう。
まず生活感に溢れた女性の候補者が大事と思っています。
それだと圧倒的に女性中心の世の中になりそうですね。
それだと圧倒的に女性中心の世の中になりそうですね。
阿部などは夫婦そろってその最たるものそれが一国の長なんてこんなのを選挙で出した国民は何と言ったらいいのか。
女性参画が云々言われて久しいですが、相変わらず社会は男性中心で物事が進んでいますね。
色々なところで何かがおかしくなっているということですね。
ようこそ。訪問をありがとうございます。
まさにご指摘のように、政治も社会も女性の視点が必要とつくづく思う昨今です。
我が家のカミさんは、台風の被災者がまだ難渋しているのに、何で戦闘機を100機も買うの!その精神が分からない、アホな男どもは!
生活の優先順位を常に考えながら行動している女性の視点からは、天下国家をうそぶく男の思考のハチャメチャが、不思議なのです。
ハイ、その通りですね。
(ようやく普通人の生活感覚を取り戻しつつある元企業戦士です)
視野を広くするには是非女性の感覚が必要と思います。
仰せの通り、政党の体質改善が必要ですね。今や我が国には保守党は存在しないのに、民主主義も存在しているとは思えませんね。
ところで、北の若様の周辺の重要人物は3人の女性だそうですが、看護士も兼ねているのかしら?