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とおるターン
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風そ~ろりそろりん

おまけの人生、気楽にきままに、いい思い出にひたりながら、あたりをゆっくりと眺めて、ポソッと呟くことにします。

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2020.08.04 02:26

水やり協奏曲


深夜1時半。熱帯夜かな。
温度は下がる気配もない。
昨年にクーラーを取り付けたから心配ないが、
それまでは窓を開け放したり、
扇風機や団扇を駆使して暑さを凌いだものだ。
時には素っ裸になったこともあったっけ。(笑)
昨日の日中も暑くて、
畑に足を運んだものの、
這う這うの体で逃げ帰った。(苦笑)
「暑い中バケツリレーやで、考えられへんかったわ」
祖父(私には父)の葬儀に静岡から戻った長男が、
家族との談笑の中で、
しみじみした口調で言っていたのを思い出した。
そうだ。
あれは二十数年前、新居に住み始めたころだった。
土をならした庭には、
ホームセンターの片隅に売れ残った
庭木の苗を安く買ってきたものを植え込んでいた。
夏の日差しを受けて青息吐息状態にあった。
水をやってもすぐに乾いてしまう。
一日に何度も水をやったのを忘れない。
最初は一人でウントコショと水を運んでいたが、
とても埒が明かない。
そこで子供たちを動員した。
家の裏手に流れていた水路から、
庭まで並んでバケツリレーである。
子供たちも素直な時期だった。(思い込みだったかも)
暑い中、
子供たちは「キャッキャッ」はしゃぎながらバケツをリレーした。
満タンにしたのでは小さい子供には無理なので、
半分以下に水を汲み運ばせた。
上の子供が中学を卒業するまで毎年続いた夏の恒例行事。
そういえば、
妻はちゃっかり家の中から応援していたっけ。
長男が記憶していたとは思わなかった。
しかし長男は事細かく覚えていた。
家族で競争した庭の草むしりも克明に記憶していた。
「友達の誰もしてなかったことを経験したのは、俺の原点の一つやな」
長男は胸を張ってどや顔をした。

救われた思いがした。

いま緑豊かな庭の主役を務めている
木々たちを育てたのは子供たちだったのだ。

日記カテゴリ つれづれ語り
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